かゆ うま
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今回も落ちる鯖を見るのが楽しみです
今回はバルスまで鯖がもってるのか
先先週の金曜日にDSとSSを没収された
自分も悪いと思い一週間ソフトごとわたした
その先生は来週に返すと言ったまま
金曜日が訪れた
丁寧な言葉使いで返せと言うとニヤ~っと笑い去って行った
丁寧な言葉使いでオイ逃げるなやいつ返すんだよと言ったら
三連休終わったらじゃねwwwと言い返されたのでプランB決行を決意
プランBとは
没収した先生は体育教師のT
DSは体育教官室のTの机のどこかにあると推定
速やかに侵入し、ソフトのみを抜き取るまでがプランBである
しかし難関がいくつかある
1つはもしも教官室に先生がいたらの場合である
体育教師は全員部活持ちであることは事前の調査で分かっている
問題のTも進路で忙しいことも調査済みだ
全ての体育教師がいない無人になる時間が生じることがわかった
10月9日金曜日17時00分~17時20分だ
6人いる体育教師のうち
1人はラグビー部指導中
1人はバレー部指導中
1人はすでに帰宅
1人は野球部指導中
1人は会議中
1人は進路相談室
誰かが戻ってくる確率16.66666・・・%
そう、もう1つの問題がこの数値である
確実に体育館にいる先生がいる
バレー部顧問だ
とりあえずこの顧問をアゴが長いからAとしよう
体育館の割り当て的にこの時間帯に部活動が終わる
Aはヘタしたら俺が漁っている間に戻ってくるかもしれない
1番最悪なのは野球部顧問に見つかった時だ
彼は昭和の考え方をしているとてもやっかいだ
彼に見つかったら本当の終わりかもしれない
しかしもう後には引けない理由が俺にはあった
それは友人のポケモンの進みの速さである
俺より3日遅くプレイを始めた彼だが一週間のロスは痛かった
彼が着々とメンバーを集めていることに俺は一種の焦りを感じていた
そしてTのあの言葉
3連休はなんとしてもポケモンをやらなくては・・・
俺はもう失敗を恐れていなかった
ここでやらなくてはいけない
決行までの時間を有効に使い俺は大学の面接の練習をしていた
それを終えた瞬間の高鳴る鼓動
体育館へ進む足が、重たい
右手には教官室に先生がいたとき用に持っている傘が握られている
いた場合は「T先生にお借りして返したかったんですが・・・」というつもりだ
嫌な汗が背中を濡らす
体育館に入ろうとしたとき
奇跡が
起きた
「A先生、A先生○○番にお電話です」
勝利を確信した
しかし俺はそんなことで浮かれている余裕はなかった
俺はTの机を知らない
そう、これはたった今から時間との勝負になったのだ
バレー部はこの時間にやっていたらこの道をAが通るはず
体育館をドアの隙間から見る
バレー部が片付けを始めている
除き終わった次の瞬間にAがドアを開けて去って行った
顔が自然とニヤける
ダメだ、まだ終わっていない
もしも教官室に先生がいたらその時点でアウトである
しかしA以外に教官室にいる確率は1%にも満たない
俺は教官室のドアを開けた
「しつれーしまーす」
・・・返事がない
「誰かいますかー?」
・・・プランB最終工程に移る
机の配置は
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■□■
「いりぐち」
□がただの机で■が先生方が座る引き出し付き机である
T・・・彼は体育教師の中でリーダーな位置だった
ということは小会議をやる時に1番やりやすい場所
上の飛び出てる部分だ
ここまでの思考時間は約5秒
DSは彼にとって必要のないもの
使わないものを入れるところは1番下の大きめの引き出しだ
開けたとき思わず声を出して喜んだ
そこには1週間ぶりにみる俺のDSケースの姿があった
喜びつつも冷静にソフトを抜き取り元どうりにしておく
後は逃げるだけ
時間は1分と経っていない
ここに来るときと違って体が軽い
あと10M
ドアは俺が開けたまま
体育館を出たとき頭が達成感で支配される
右ポケットにはSSのソフト
プランB完了
帰り道は雨
俺は小走りで家に帰った
fin
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