サマーウォーズ

素晴らしい映画だった

この映画の何が素晴らしいかって、ヒロインのカズマの可愛らしさにある

他にもビッチがいたが、俺の記憶にはもはや欠片も残っていない。それぐらいカズマが可愛かった。

まず、何が可愛いかって登場シーンから可愛

この連中は、婆さんの誕生日を祝う為、一年ぶりに集まり、皆和気藹々と食卓を囲んだり、

一族のルーツを声高らかに語ったりしているのには、カズマだけはその輪にいない。

この娘は一人だけ別の部屋で持参のノーパソでネットゲームをしている

非コミュの女の子が大好きである、より正確には周囲の誰からも理解されない少女の魅力

それを自分が理解しているというシチュエーションが大好きである

また、このカズマ、格好がなんと

タンクトップ一丁だ

思春期の少女のタンクトップは本気でエロい

タンクトップ特有の深い襟ぐりから胸が覗けたり、大きく開いた肩口から自然と横乳が見えそうになってしまう無防備さ、それにもかかわらず子供から大人へと発達しつつある、自身の身体に対し無自覚な感じがエロさを
助長させる

何度俺は横乳が見えるか見えないかと興奮していたか

劇中でトラブルに巻き込まれた主人公が、カズマにパソコンを借りようと頼むのだが、その時主人公に向かって言う台詞が

「言い方がダメ。もっと取引先に言うみたいに言って」

谷村美月の声でこれだ

最高じゃないか

これが最高の女声優の完璧な少年声だったら興奮はしなかっただろう

そのうち仲良くなって行くうちに

「言い方がダメ、ご主人様に哀願するみたいに言って」

とか言ってきたら・・・どれだけ最高なんだか

しかもネットで使っているキャラのハングルネームに自分の名前を入れている、可愛すぎだ

他にもカズマは一見クールそうに振舞っておきながら

大声を上げながらボロボロ涙を流したりと感情をむき出しにするシーンもあって

そのギャップがとにかくエロ可愛い

だが、観客は話が進むにつれて、ある重大な事実、この映画でもっとも残酷な事実に直面せざるをえない

「あれ？　もしかして…………こいつ男じゃね？」

そう、そうなのである。中性的な外見の上に、声が谷村美月なおかげで気づかなかった

必死でボーイッシュな女性に違いないと自分に言い聞かせていたが、冷静に考えれば、男だこいつ

そして、俺は直面する。

ラストシーンで、男子学生服を着ているカズマの姿に

そもそもこの映画の内容の9割がカズマなのである

観た人たちはこの救いようの無い展開に絶望するしかない

もう、エンドロールとＥＤが流れているが今の絶望の闇の深さには歌詞など届かない

しかし、この絶望に包まれた中で、俺の脳裏に電流走る

「２次だからいいか」



工場長には死角など存在しなかった

このカズマという少年を生み出した一点において、俺はこのサマーウォーズを評価する

高度なCGで描かれたネット空間とか(僕らのウォーゲームを思い出す)

何箇所もある泣ける場面

田舎の雰囲気とか大家族という環境にしか見られない一瞬のワンカットとかそんなものはどうでもいい

俺はカズマを作ったこの映画、監督を絶賛する

一見この映画はリア充向けで最後にはドキドキハッピーラブラブエンドと勘違いしていたが

監督は俺のようなどうしようもない人間にも楽しめるようにカズマを作ったに違いない


とりあえずメインヒロインはカズマだったな
 
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